この記事でわかること
- 柴田恭兵 名曲コレクション|AI映像で蘇るユージワールド
- 舘ひろし 名曲コレクション|AI映像で蘇るタカワールド
1986年10月、横浜港署を舞台にしたテレビドラマ「あぶない刑事」が放送を開始した。あれから40年。横浜市内の11のクラフトビール醸造所が手を携え、シリーズ全作品をモチーフにしたコラボビールを順次醸造する記念企画「ABDK40+(アブデカフォーティープラス)」が始動し、2026年10月3日に第一弾が発売された。
横浜という街は、日本のビール産業発祥の地でもある。明治初期にこの港町で産声を上げた醸造文化と、40年にわたってこの街を駆け抜けてきた二人の刑事の物語が、琥珀色のグラスの中で静かに重なる。mocoはこの邂逅に、古代中国の時刻占「六壬神課」と、月の宿りで人の縁を読む「宿曜占星術」の光を当ててみたいと思う。
第一弾として登場したのは、横浜ベイブルーイングの「あぶない刑事ピルスナー」と横浜ビールの「English Dark Mild」。前者は1986年のテレビシリーズ第1作を、後者は1987年の劇場版第1作をそれぞれモチーフにしている。2027年5月までに残る9つの醸造所が順次参加し、全11銘柄で映画8作品とテレビシリーズの世界を表現するという壮大な企画だ。
同時に、横浜赤レンガ倉庫では40周年記念のポップアップショップが10月18日まで開催され、10月9日からは劇場版第1作の4Kリバイバル上映も始まる。横浜の秋が、タカとユージの色に染まる。
六壬神課が映す、40周年の時の流れ
六壬神課は、特定の日時における天地の気の配置から、物事の行方を読み解く中国古典占術である。三式(太乙・奇門遁甲・六壬)の一角を成し、日常の具体的な問いに対して精緻な答えを返すことから「占術の裁判官」とも呼ばれてきた。日干支と月将(太陽の位置に対応する十二支)、そして占う時刻の三要素から天盤と地盤の重なりを算出し、四課と三傳という構造で事象の推移を読む。
第一弾発売日である2026年10月3日、庚戌日の午の刻に課式を立てた。月将は秋分から寒露のあいだの「酉(従魁)」。日干「庚」の寄宮は「申」で、ここから四課を組み上げる。
一課は亥/申、二課は寅/亥、三課は丑/戌、四課は辰/丑。注目すべきは、四つの課がいずれも上下の五行に克(相克)の関係を持たないことだ。通常、四課のどこかに克が現れ、そこから三傳(初傳・中傳・末傳)が導かれる。すべてが無克であるという課式は、対立や衝突がすでに昇華された状態、いわば「熟成の時」を意味している。
40年という歳月をかけて、この物語はすでに対立を超えた場所にたどり着いている。ドラマの中でぶつかり合い、笑い合い、銃弾の雨の中を走り抜けてきた二人の刑事の関係が、いまこの瞬間、穏やかな調和の中にあることを、庚戌日の天盤はそっと映し出している。
三傳は初傳「亥(水)」、中傳「寅(木)」、末傳「巳(火)」と展開する。水が木を育て、木が火を灯す。五行の相生が三段階にわたって連鎖するこの流れは、物事が自然な成長のリズムで進んでいく象意である。11の醸造所が数か月をかけて順次ビールを送り出すこの企画の構造と、不思議なほど重なっている。
そして末傳には「貴人」が宿る。六壬神課における貴人は、天の加護を示す最も格の高い天將だ。三傳の終着点に貴人が現れるということは、この企画が最終的に大きな恵みを受けて着地することを暗示している。横浜の11の醸造所が紡ぐ物語は、琥珀色の泡とともに、よい形で結実するだろう。
宿曜が照らす、タカとユージの「あぶない」引力
柴田恭兵 名曲コレクション|AI映像で蘇るユージワールド
「RUNNING SHOT」「横浜 DAYBREAK」「TRASH」——あぶない刑事40周年を祝うユージこと柴田恭兵の名曲をAIが描くオリジナル映像とともにお届けします。夜の横浜みなとみらいを駆け抜けた、あの熱い時代がよみがえる。
宿曜占星術は、生まれた日の月の位置(宿)から人の資質と人間関係を読み解く占術だ。インドのナクシャトラ(月宿)を起源とし、空海が日本に伝えたとされる。27の宿に分かれた月の軌道上で、二人の宿の距離によって「命・栄親・友衰・安壊・危成」の関係性が決まる。生時が不明のため概算ではあるが、二人の月宿を算出した。
タカこと舘ひろしさん(1950年3月31日生まれ)の月は「柳宿」に位置する。柳宿は南方朱雀七宿のひとつで、しなやかな表現力と内に秘めた情熱を持つ宿だ。派手なアクションの裏に漂う色気と哀愁、ハーレーダビッドソンにまたがりながらどこか詩的な佇まいを見せるタカの人物像と、不思議なほど符合する。
舘ひろし 名曲コレクション|AI映像で蘇るタカワールド
「翼を拡げて〜Open Your Heart〜」「泣かないで」——柳宿の男が放つ、あの渋く深い歌声をAIが描く映像とともに。40年越しの銀幕の向こうで、タカが再び動き出す。
ユージこと柴田恭兵さん(1951年8月18日生まれ)の月は「虚宿」に宿る。虚宿は北方玄武七宿に属し、知的な洞察力と軽やかな身のこなしを特徴とする。街を風のように駆け抜け、人懐こい笑顔の奥に鋭い観察眼を光らせるユージの姿が、まさにこの宿の気質そのものだ。
柳宿と虚宿の距離は14宿。宿曜の六種の関係性のうち、これは「安壊の関係」に該当する。舘さんから見て柴田さんは「壊」、柴田さんから見て舘さんは「安」の位置にある。
安壊の関係とは、強烈な引力とスリリングな緊張感が同居する、最もドラマティックな組み合わせだ。互いにとって「あぶない」存在でありながら、その危うさこそが離れがたい魅力を生む。まるでこの関係そのものが、「あぶない刑事」というタイトルを運命のように映しているかのようだ。
安壊は破壊的な力を内包するがゆえに、短命な関係に終わることも少なくない。けれど舘さんと柴田さんは、この「あぶない引力」を40年間にわたって物語のエネルギーに変換し続けてきた。2024年5月、横浜で開催された凱旋パレードに38万人が詰めかけたあの光景は、安壊の緊張を創造力に昇華させた二人の奇跡を、港町全体が祝福していたのかもしれない。
むすび
六壬神課が映した「四課無克」の穏やかな熟成と、宿曜が照らした「安壊」のスリリングな引力。この二つの読みは矛盾しているようでいて、実はひとつの物語を語っている。あぶない関係だからこそ40年続いた。40年続いたからこそ、いまは穏やかな調和の中にある。
横浜ベイブリッジの向こうに沈む夕陽を背に、日産レパードのエンジン音が遠ざかっていく。その残響が、11の醸造所の釜の中でそっと泡立ち始める。ビールの街横浜が40年分の感謝を込めて醸す琥珀色の一杯を、mocoはタカとユージの物語に静かに捧げたいと思う。
あわせて読みたい
本記事の占術的見解はエンターテインメントとしての解釈であり、特定の商品の品質や購入を保証するものではありません。ビールの購入は20歳以上の方に限ります。記事中の日付や催事情報は執筆時点のものです。最新情報は公式サイトをご確認ください。
#あぶない刑事 #40周年 #横浜 #クラフトビール #六壬神課 #宿曜 #舘ひろし #柴田恭兵 #タカとユージ #ABDK40 #横浜ベイブルーイング #横浜ビール #赤レンガ倉庫 #mocoの星読み新聞
この記事で使われた占術をもっと深く知る


コメント