奇門遁甲とは?時と方位を重ねて読む、三式随一の戦略の占術|moco’s 星読み新聞

奇門遁甲とは?時と方位を重ねて読む、三式随一の戦略の占術のアイキャッチ画像 moco鑑定録

この記事でわかること

  • 奇門遁甲とは何か。三式のひとつに数えられる時と方位の占術
  • 盤面の構成。九宮に重なる天盤・人盤・地盤
  • 時と方位を重ねる読み方。奇門遁甲ならではの視点
  • 奇門遁甲でわかること。向いているご相談
  • よくある誤解。方位術の一種にとどまらない緻密な体系
  • moco流の読み方。実際の鑑定でどう使われているか

かつて戦の采配にも用いられたという、時と方位を重ね合わせる占術。星読み新聞では、これまで旅やまちの話題に奇門遁甲の視点を重ねてお届けしてきました。ここでは時事ネタを離れ、奇門遁甲という占術がどのような仕組みで成り立っているのか、その基礎を体系的にご紹介します。


恋の星読みハーモニー|7占術による恋愛クロス鑑定を完全無料にて 恋の星読みハーモニー|7占術による恋愛クロス鑑定を完全無料

奇門遁甲とは何か。三式のひとつに数えられる時と方位の占術

奇門遁甲は、六壬神課・太乙神数と並んで「三式」と呼ばれる古代中国由来の占術の一角に数えられ、その中でもとりわけ方位を重んじる体系として知られています。占う時刻をもとに盤面を組み立て、どの方位にどのような気が巡っているのかを読み解くことで、物事を進めるのに適した時と方角を導き出します。

名前の由来は、乙・丙・丁という三つの奇(三奇)、休・生・傷・杜・景・死・驚・開という八つの門(八門)、そして十干の中でも最も尊いとされる「甲」を盤の中に隠して守る「遁甲」という考え方にあります。甲を表に出さず盤の奥に配することで、危険を避けながら物事を進める知恵を象徴しているとされ、かつては戦の采配にも用いられた実践的な占術として発展しました。


盤面の構成。九宮に重なる天盤・人盤・地盤

奇門遁甲では、風水と同じく八方位と中央を合わせた九つの区画からなる「九宮」を土台に使いますが、そこに配される内容は風水とは異なります。天の巡りを示す九星を配した天盤、八つの門を配した人盤、十干を配した地盤という三重の盤を、占う時刻に合わせて重ね合わせていきます。

さらに、八神と呼ばれる八柱の神格も各方位に配され、天盤・人盤・地盤・八神という四つの要素が一つの方位に重なり合うことで、その方位が持つ気の性質を多面的に読み解いていきます。八門の中でも「休門」「生門」「開門」は穏やかな気を、「傷門」「死門」「驚門」は慎重を要する気を示すとされ、どの門が巡る方位かを見ることが読み解きの基本になります。


時と方位を重ねる読み方。奇門遁甲ならではの視点

奇門遁甲が他の占術と一線を画すのは、時刻という時間の要素と、九宮という空間の要素を一枚の盤の上で同時に読み解く点です。同じ方位であっても、占う時刻が変われば巡る門や星が変わり、その方位の気の性質もまったく違うものになります。方位だけを固定して読む占術とは違い、いつ、どの方角に動くかという二つの問いに同時に答えようとするのが、奇門遁甲ならではの構えだといえます。


奇門遁甲でわかること。向いているご相談

奇門遁甲は、物事を進めるのに適した時期と方角を、時と空間の両面から読み解くのに向いた占術です。旅先やまちを巡る話題との相性が良く、星読み新聞でも旅やまちの話題に奇門遁甲の視点を重ねてお届けしてきました。

なお星読み新聞では、健康の診断や病気の治癒、経済的な助言、勝敗や人事の結果そのものを占うことは行っておりません。あくまで物事の兆しや傾向を読むための占術として奇門遁甲を用いています。


よくある誤解。方位術の一種にとどまらない緻密な体系

奇門遁甲は「方位を見る占い」という側面だけが知られがちですが、実際には時刻から導く盤の組み立てそのものが読み解きの土台であり、方位はその上に浮かび上がる結果のひとつに過ぎません。同じ三式に数えられる六壬神課や太乙神数と混同されることもありますが、六壬神課は物事の始まりと行方、太乙神数は国家や大局的な運勢を扱うのに対し、奇門遁甲は時と方位を重ねた戦略的な判断に特色があります。

また、「遁甲」という響きから、姿を隠す忍術や逃げるための術のようなイメージを持たれることがありますが、これは十干の中で最も尊いとされる甲を盤の奥に配して守るという考え方に由来するものです。危険から身をかわす知恵を象徴した名前であり、実際に姿を消す技を扱う占術ではないという点は、誠実にお伝えしておきたいポイントです。

さらに、八門にはそれぞれ異なる性質があり、単純にどの門が絶対的に吉でどの門が絶対的に凶と決めつけるものではありません。占いたい物事の内容によって、向いている門と向いていない門が変わってくるという柔軟な読み方が求められます。


moco流の読み方。実際の鑑定でどう使われているか

星読み新聞では、旅先やまちを巡るイベントの話題に、その土地の方角や時期という視点を添える形で奇門遁甲の視点を取り入れてきました。人物の資質を読む占術とはまた違い、いつ、どこへ向かうのがよいのかという具体的な行動の指針に焦点を当てられるのが奇門遁甲の魅力だと感じています。

風水のように空間そのものの気を読む占術と組み合わせることで、「その土地が持つ気」と「いま巡っている時と方位の気」という二つの角度から、旅やまちの物語をより立体的に読み解くこともできます。

同じ土地であっても、訪れる時期によって巡る門や星は変わります。だからこそ、周年行事や季節の祭りのように「いつ、その場所で」行われるのかがはっきりしている話題と、奇門遁甲はとても相性良く付き合える占術だと感じています。

奇門遁甲 八門の構成を示す図解。八方位に休門・生門・傷門・杜門・景門・死門・驚門・開門を配し、方位ごとの気の性質を映す仕組み
奇門遁甲 八門の構成(見本)

むすび。時と方位に宿る、動くための知恵

甲を盤の奥に守り、危険を避けながら進むための知恵として伝えられてきた占術。奇門遁甲は、時刻から導いた盤面に方位を重ね、いつ、どこへ動くのが良いのかを読み解く、三式随一の戦略の占術です。これから星読み新聞で奇門遁甲を用いた記事に出会ったときは、その方位にどんな門が巡っているのかにもぜひ想いを馳せてみてください。


奇門遁甲の占術ガイドはこちら

占術まなざし一覧


あわせて読みたい


※本記事は奇門遁甲という占術の仕組みをご紹介する読み物であり、医学的・経済的な助言や、試合や人事などの結果を保証するものではありません。

#奇門遁甲 #三式 #占術 #占術ガイド #moco の星読み新聞

moco’s 星読み新聞

動くべき時と方位を、
moco が丁寧に読み解きます

横浜中華街の占い師moco による個人鑑定。
奇門遁甲、四柱推命ほか22種の占術で人生を紐解きます。

鑑定のご案内はこちら

恋愛マスターmoco

moco の「URANAI moco’s room」 占い鑑定&カウンセリング

著者:moco
かつて戦の采配にも用いられたという奇門遁甲は、時と方位を重ねて読むという発想そのものに、古の人々の知恵の深さを感じます。三奇八門九星という要素が組み合わさる盤面は複雑ですが、進むべき時と方角を導き出そうとする姿勢は、いまを生きるわたしたちにも通じるものがあります。同じ三式に数えられる六壬神課とはまた違う角度から、物事の進め方を照らしてくれる占術です。旅立ちやまちにまつわるご相談をいただくたびに、盤面を組み立てながら、その方に合った時と方角をお伝えできればと考えております。

▶ 奇門遁甲の世界観を約10秒のショート動画でご紹介しています

この動画では、奇門遁甲の基本的な考え方や九宮・三奇・八門の仕組みをわかりやすく紹介しています。奇門遁甲に興味をお持ちの方は、まずこちらの短い動画で全体像をつかんでみてください。

→ moco の鑑定について、詳しくはこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました