宿曜道読本|二十七宿の全解説と本命宿がわかる無料の宿曜占星術事典|moco’s 星読み新聞
宿曜道読本
こうぼうだいし くうかい しょうらい

宿曜道読本

Sukuyō-dō · The Twenty-Seven Lunar Mansions

月が一周する道を二十七に区切り、生まれた瞬間に月がどこにいたかを問う。空海が八〇六年に唐から将来した『宿曜経』を起点に、二十七宿の全解説、三九の秘法、擇日の実際、そして平安の宿曜道から現代の宿曜占星術までを、初学から実占まで一続きで読み通せるように編んだ教科書である。

第一講|入門
Introduction

宿曜とは何か

予備知識なしで読める五項。ここだけで、この術が何を見ているかは掴める。

第二講|入門
Kūkai, 774–835

空海と真言密教

『宿曜経』を日本にもたらした人物の生涯と、その教えの骨格。宿曜がなぜ密教僧の手にあったのかが、ここでわかる。

真言密教の骨格

第三講|基礎
The Sukuyō-kyō

『宿曜経』を読む

七五九年、不空訳。インドの星宿とヘレニズムの十二宮が、ソグド人の媒介で中国語に写された一冊。

七曜 —— 曜日の名の源流

九曜 —— 七曜に加わる二つの影

十二宮と二十七宿の対応

第四講|基礎
Twenty-Seven Mansions

二十七宿 事典

『宿曜経』の配列(昴宿を首とする)に従って並べた。各宿に、インド伝承の象徴と主神、距星、ガナ分類、性質と実占、擇日、対応表を収める。月輪の外周の点の数は、その宿に伝わる星数である。

第五講|実占
Finding Your Mansion

本命宿を求める

二通りの方法を併記する。伝統法は旧暦の月日から月宿表で引く日本の標準的な方式、天文法は出生時の月の実位置から求める方式。

本命宿 算出

生年月日(グレゴリオ暦)を入力。時刻は天文法のみに使う(不明なら正午のままでよい)。計算はすべてこの画面の中で行われ、どこにも送信されない。

月宿表(傍通暦)

第六講|実占
The Three-and-Nine Method

三九の秘法

二十七宿を九ずつ三組に分け、距離によって関係を判じる。宿曜の相性論の中核であり、関係が一方通行であることがこの術の核心をなす。

相性 判定

二つの宿を選ぶと、双方向の関係と距離を表示する。上で本命宿を算出すると、自分側に自動で入る。

第七講|実占
Choosing the Day

擇日 —— 日の吉凶

『宿曜経』の本来の主題。性格判断より先に、この術は「いつ行うか」を決めるためにあった。

第八講|原典と学説
Chronology

宿曜道の歴史

インドから唐へ、唐から日本へ。そして平安の宮廷から、現代の占術へ。

宿曜のかしこき道の人に勘へさせ給ふにも、同じさまに申せば……——『源氏物語』桐壺巻。光源氏の相を占わせる場面に、宿曜の術者が登場する
第九講|実占と学説
Practice and Its Limits

実占の作法と、この術の限界

何を見て、何を見ないか。そして、現代の宿曜占星術が平安の宿曜道とどう違うのか。

史実との距離をどう扱うか

付録
Glossary & Sources

用語集・原典

原典・典拠