藤井聡太 名人就位式 永世名人へ|才能とこれからを星読み

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将棋の藤井聡太名人が名人就位式に臨み、これからの決意を語りました。将棋の大きな魅力のひとつは、棋は対話なり、という言葉に表されると述べ、さらに、名人を通算五期重ねて得られる永世名人という高みへの飛躍を、静かに誓いました。数々のタイトルを最年少の記録とともに手にし、いくつもの永世称号をすでに得ている24歳。その人が、盤上での勝ち負けを超えて、将棋を一つの対話として見つめている。

そのまなざしに、この競技が育んできた文化の奥行きがにじみます。本記事では、藤井名人の生まれ持った才能と、これからの道のりを、四柱推命と梅花易数から、そっと読み解いてまいります。なお、対局の勝ち負けそのものを占うことはいたしません。読み解くのは、その才能と、歩む道に流れる気だけです。

棋は対話なり、という哲学

一手を指すことは、問いを投げることであり、返された一手は、その答えです。盤をはさんで、相手と語り合い、駒とも語り合い、そして何より、自分自身と語り合う。勝ち負けを競う勝負でありながら、その本質を対話ととらえるところに、藤井名人の静かな深さがあります。思えば占いもまた、星や卦との対話であり、自分の心と向き合う時間です。

答えを性急に奪い取るのではなく、丁寧に耳を澄ませて聴く。その姿勢は、占いと将棋が、どこか同じ根を持っていることを教えてくれるようです。

四柱推命 動じない山に、学びの火と智恵の水を

はじめに、藤井名人の才能の芯を、四柱推命からながめてみます。生まれた時刻は公表されておられませんので、年月日の三つの柱から読み解いてまいります。算出しますと、その人の芯をあらわす日干は、戊の土でした。

戊の土は、平地の土ではなく、どっしりと構える大きな山の土です。少々のことでは揺るがない、泰然とした不動の芯。長い持ち時間のなか、盤の前で静かに座り続け、終盤の激しい競り合いでも表情を変えない、あの落ち着きの源が、この山の土に映っています。

そして命式には、この山を彩る二つの宝がありました。ひとつは、火の気です。戊の土にとって火は、学びと知識を吸収する力、いわゆる印の星にあたります。膨大な棋譜を読み込み、あらゆるものを糧に吸収していく、尽きることのない学びの才。その火が、命式にしっかりと灯っていました。

もうひとつは、水の気です。水は智恵と、深く静かに流れる思考をあらわします。山のように動じない芯の内側に、この智恵の水が満々と湛えられている。動じない山と、学びの火と、読みの深さをたたえた水。

この三つが響き合うところに、藤井名人の類まれな才能の秘密があるように思います。西洋占星術でも、この方の太陽は蟹座にあります。蟹座は月に守られた、直感と記憶の星座。膨大な局面を記憶し、直感で最善へと近づいていく感性を、そっと後押ししています。

梅花易数 光を内に秘めて、屯の大地へ

続いて、藤井名人のこれからの道のりを、梅花易数で立ててみました。恣意なく六爻を起こしたところ、本卦は地火明夷、三爻と五爻が動いて、之卦は水雷屯となりました。

本卦の地火明夷は、明るく輝く火が、大地の下に沈んでいく姿をあらわす卦です。これまでのような、すべてを圧倒する無敵の輝きから、好敵手が現れ、時に競り負けることもある局面へ。その移ろいを、この卦は正直に映していました。

けれど明夷は、ただの逆境の卦ではありません。動いた五爻は、賢者が乱世にあって、あえて自らの光を隠しながら、その内なる輝きだけは決して失わなかった、という故事を語ります。表向きの華やかさが陰るときこそ、内側の光を静かに守りなさい、と。もう一つ動いた三爻は、大切な一番を確かに捉える力を示しつつ、けれど焦ってはならない、とも戒めます。

そして行き着いた之卦の水雷屯は、固い地面を芽が押し破ろうとする、産みの初めの卦です。屯は、多くの困難を含みながらも、その内に計り知れない可能性を秘めています。だからこそ、あわてて先を急がず、足もとの土台を丁寧に築きなさいと説きます。

永世名人という高みへの道は、かつてのような一足飛びの快進撃ではなく、対話を重ね、内なる光を守りながら、一歩ずつ土台を積み上げていく道なのかもしれません。棋は対話なり、というあの言葉のとおりに。急がず、聴きながら、確かに。その先に、屯の芽が大きく花ひらく時が、きっと訪れます。

むすびに 対話を重ねて、高みへ

四柱推命は、動じない山の芯に、学びの火と智恵の水をたたえた、稀有な才能を映しました。梅花易数は、輝きが試される局面にあってなお、内なる光を守り、対話を重ねて土台を築いていく道を照らしました。天才の名をほしいままにしてきた人が、勝負を対話ととらえ、なお高みを目指し続ける。その姿は、将棋という文化そのものの深さを、静かに体現しています。急がず、聴きながら、確かに。永世名人への飛躍を誓ったその歩みに、心からのエールを込めて。


各占術の詳しい成り立ちや読み方については、moco’s 星読み新聞占術まなざし一覧にまとめています。あわせてご覧ください。

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※鑑定結果は伝統的な技法にもとづく読み物であり、未来を断定するものではありません。星読み新聞では、対局の勝ち負けやタイトルの行方そのものを占うことはいたしません。ご本人の心境にふれた箇所は、星読みによるやさしい推し量りとして記しております。

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