四柱推命・宿曜占星術・西洋占星術・マヤ暦で読む
私は今回、お二人の生年月日を占盤に並べて、思わず「ああ」と声が漏れました。
宿曜占星術という、東洋でもっとも相性判断に長けた占術があります。そこで導き出された二人の関係が、「栄」と「親」という、最良の部類に入る組み合わせだったからです。
けれど、驚きはそこで終わりませんでした。星座も、日柱も、マヤの紋章も、すべてが同じ方向を指していたのです。
今日は、この二人の相性を、四つの占術でじっくりと読み解いてまいります。
はじめに、大切なお断り
占いに入る前に、事実関係をはっきりさせておかなければなりません。
七月十八日、週刊文春が、女優の川口春奈さん(31)とサッカー日本代表キャプテンの板倉滉さん(29)が真剣交際していると報じました。二人の交際は二〇二五年から始まっていたとされ、板倉さんがオランダの名門アヤックス・アムステルダムでプレーしていることから、川口さんがオランダまで会いに行っていたと、川口さんの知人の言葉として伝えられています。都内でのドライブデートの様子も報じられました。
ただし、ここが重要です。川口さんの所属事務所と板倉さんのマネジメント会社に事実確認が求められましたが、期日までに回答はありませんでした。
つまり現時点では、報道はされているものの、ご本人からも事務所からも、交際についての公式なコメントは出ていません。結婚が発表されたという事実も、確認できていません。
ですから本記事は、「結婚が決まった」という前提では書きません。あくまで、報じられた事実にもとづき、生年月日から読み取れる相性を占う、という趣旨でお届けします。この線は、しっかり引かせてください。
お二人について
占う前に、それぞれの歩みを。
板倉滉さんは、一九九七年一月二十七日、神奈川県横浜市青葉区の生まれ。川崎フロンターレの下部組織U-12の一期生として入団し、そこで三笘薫さん、田中碧さんらとともに育ちました。日本代表では守備の要を務め、先のワールドカップではキャプテンを任されています。ブラジルに一対二で逆転負けを喫した際、「ここで終わるチームではなかった」と涙ながらに語った姿は、多くの人の記憶に残りました。二〇二五年八月からは、オランダの名門アヤックスでプレーしています。
川口春奈さんは、一九九五年二月十日、長崎県五島列島の生まれ。大河ドラマ『麒麟がくる』への出演をきっかけにブレイクし、『silent』などの話題作に相次いで出演。「令和のCM女王」とも呼ばれ、二〇二二年から途絶えることなくCM起用社数ランキング一位を獲得し続けています。自然体でありのままの姿が、視聴者に好感を持って迎えられている女優です。
海を渡って戦う守備の要と、日本のスクリーンに立ち続ける女優。物理的には遠く離れた二人です。
その距離が、占盤の上ではどう見えるのか。ここからが本題です。
四柱推命で読む|田の土と、大海の水
まず、四柱推命です。生年月日から日柱を出し、その中心となる日干を見ます。出生時刻は公表されていませんので、日柱を中心とした読みになります。この点はお断りしておきます。
板倉滉さんの日柱は、己巳(つちのと・み)。日干は「己」です。
己とは、陰の土。山でも荒野でもありません。己の土とは、田畑の土です。耕され、種を受け入れ、水を蓄え、じっと養分を溜め込み、作物を育てる土。
守備の要という仕事を思い出してください。ディフェンダーとは、点を取る人ではありません。後ろに構え、チーム全体を支え、味方が前へ出られるように土台を作る人です。そしてキャプテンとは、チームを育て、まとめる役割です。
田畑の土は、まさにそういう働きをします。派手に自己主張せず、そこにあるものを、根気よく支え、育てる。
川口春奈さんの日柱は、壬申(みずのえ・さる)。日干は「壬」です。
壬とは、陽の水。それも小川ではありません。大海であり、大河です。滔々と流れ、止まることなく、あらゆる形の器に自在に合わせていく水。
女優という仕事は、まさに水の仕事です。器によって形を変える。演じる役によって、まったく違う人物になる。そして水には、決まった一つの形がありません。「自然体でありのまま」と評される彼女の魅力は、水の柔らかさそのものです。
さて、ここからが相性の核心です。
己の土と、壬の水。この二つは、どういう関係にあるのでしょうか。
五行では、土は水を剋する(せき止める)関係にあります。教科書的に言えば、土は水の流れを止めるものです。
けれど、ここで少し立ち止まってください。
田畑の土にとって、水とは何でしょうか。
水がなければ、田は干上がります。稲は育ちません。田畑の土は、水を必要としているのです。そして水にとっても、受け止めてくれる大地がなければ、ただ流れ去って消えるだけです。
己の土が壬の水をせき止めるとき、それは水を殺しているのではありません。畦を作り、水を田に湛えているのです。
止めるのではなく、留める。流れ去ってしまうものを、豊かな実りに変えるために、そっと受け止める。
守備の要である人と、自在に形を変える女優。土と水というこの配合を、私はそう読みました。
もう一つ、面白い符合があります。板倉さんの日支は「巳」、川口さんの日支は「申」。この二つは、干支の相性論において「巳申(しんしん)」と呼ばれる関係で、支合、すなわち結びつく関係にあたるとされます。ただし同時に「刑」の要素も含むとされ、流派によって解釈が分かれます。強く引き合いながら、時にぶつかることもある。そういう、退屈しない縁の形です。
宿曜占星術で読む|「栄」と「親」という、最良の関係
さて、ここが今回もっとも鮮やかでした。
宿曜占星術は、東洋の占術の中でも、とりわけ相性判断に優れているとされます。二十七の宿を用い、二人の宿の距離から関係を判定する「三九の秘法」という技法があります。
板倉滉さんは、翼宿(よくしゅく)。 川口春奈さんは、女宿(じょしゅく)。
この二つの宿の距離を計算すると、こうなりました。
板倉さんから見た川口さんは、「栄」。 川口さんから見た板倉さんは、「親」。
宿曜において、この二つは最良の部類に入る関係です。
「栄」とは、相手が自分に栄えをもたらす関係です。その人といることで、自分の運が開け、社会的な立場が上がり、物事がうまく回り始める。板倉さんにとって川口さんは、まさに運を運んでくる存在だということになります。
「親」とは、親のように守り、慈しんでくれる関係です。安心して自分をさらけ出せる。無条件に受け止めてもらえる。川口さんにとって板倉さんは、そういう安らげる相手だということです。
そして、この組み合わせの美しさは、互いに違う恩恵を与え合っているところにあります。
彼は彼女から「栄え」を受け取り、彼女は彼から「親しみと守り」を受け取る。一方通行ではありません。それぞれが、相手から違う種類の贈り物を受け取っている。
宿曜の相性で、双方に良い関係が立つのは、決してありふれたことではありません。私はこの結果を見て、しばらく盤から目が離せませんでした。
なお、翼宿は「翼」の字の通り、遠くへ飛ぶ宿とされます。海外での活躍と縁が深い宿です。オランダでプレーする板倉さんに、これほど合う宿もありません。女宿は、繊細な感性と、面倒見の良さを併せ持つ宿とされます。人に好かれ、慕われる宿です。
西洋占星術で読む|二人とも、水瓶座
続いて、西洋占星術です。
板倉滉さん、一月二十七日生まれ。太陽星座は水瓶座。 川口春奈さん、二月十日生まれ。太陽星座は……こちらも水瓶座でした。
同じ星座です。
水瓶座を司るのは、天王星。そして伝統的には、土星も支配星とされます。
水瓶座が象徴するのは、独立心であり、自由であり、そして「他人の物差しで生きないこと」です。十二星座の中で、水瓶座ほど「みんなと同じ」を嫌う星座はありません。群れの中にいても、どこか一人で立っている。人からどう見られるかより、自分がどうありたいかを優先する。
そして水瓶座は、風の星座です。風は、束縛を嫌います。
ここで、報じられた二人の暮らしを思い出してください。片方はオランダ、片方は日本。普通のカップルであれば、この距離は最大の障害になります。
けれど、水瓶座同士なら話は違います。
水瓶座がもっとも苦しむのは、距離ではありません。束縛です。べったりと寄り添うことより、互いの自由を尊重し合える関係のほうが、水瓶座にとってはずっと居心地がいい。
それぞれが自分の場所で全力で戦い、会えるときに会う。この形は、水瓶座同士にとって、無理をしている形ではないのです。むしろ、自然な形なのかもしれません。
さらに水瓶座は、友情から愛情へと発展しやすい星座でもあります。恋人であると同時に、対等な同志であること。それが水瓶座の愛の形です。
世界のトップリーグで戦う人と、日本のトップを走り続ける人。互いの世界を尊重し合える同志としての関係が、この二人には自然に成り立つのだと思います。
マヤ暦で読む|「月」と「人」
最後に、マヤ暦です。
板倉滉さんは、KIN129「水晶の赤い月」。 川口春奈さんは、KIN192「惑星の黄色い人」。
板倉さんの紋章「赤い月」が司るのは、流れ、浄化、そして普遍的な水です。月は潮を動かし、水を巡らせます。使命感が強く、一度決めた流れを最後まで押し通す紋章とされます。
面白いことに、ここでも「水」が出てきました。四柱推命では川口さんが水でしたが、マヤでは板倉さんに水の紋章が出ています。二人のあいだで、水という要素が行き来しているように見えます。
そして板倉さんの音は「12」、水晶の音。水晶の音は、透明であること、公平であること、そして仲間と協力することを意味します。チームで動くときに真価を発揮する音です。キャプテンという役割に、これ以上ふさわしい音はありません。
川口さんの紋章「黄色い人」が司るのは、自由意志、そして人間らしさです。二十の紋章の中で唯一「人」の名を持つこの紋章は、自分の意志で選び取ることを何より大切にします。人の心に影響を与える力を持つ紋章でもあります。
女優という、人の心を動かす仕事。そして、自分の意志で人生を選び取る姿勢。「黄色い人」は、川口春奈さんという人を、静かに言い当てています。
そして川口さんの音は「10」、惑星の音。惑星の音は、顕現、すなわち思い描いたものを現実のかたちにする音です。夢を、実際の成果に変える力。CM女王として結果を出し続けている姿と、重なります。
流れを作る月と、自由に選び取る人。
板倉さんが流れを作り、川口さんがその中で自分の意志を貫く。どちらも相手を縛らず、それぞれの役割を果たす。この二つの紋章もまた、水瓶座同士という星座の相性を、静かに裏づけているように見えました。
まとめ|相性を、あらためて整理します
四つの占術が示したものを、まとめます。
四柱推命は、田の土と大海の水だと言いました。土は水を止めるのではなく、畦を作って豊かに湛える。支える人と、自在に形を変える人の配合です。
宿曜占星術は、「栄」と「親」という最良の関係を示しました。彼は彼女から運の栄えを、彼女は彼から守りと安らぎを受け取る。互いに違う贈り物を与え合う関係です。
西洋占星術は、二人とも水瓶座であることを教えました。束縛を嫌い、自由を尊び、友情から愛へと育つ星座。遠距離という形が、この二人にとっては無理のない形である理由が、ここにあります。
マヤ暦は、流れを作る「赤い月」と、自由に選び取る「黄色い人」を並べました。相手を縛らず、それぞれの役割を果たす二人です。
すべてが、同じことを言っています。
この二人の相性の核心は、「一緒にいること」ではなく、「別々でいられること」にある。
海を渡って戦う人がいて、日本で走り続ける人がいる。その距離を、埋めようとしないこと。埋めないまま、それでも確かにつながっていること。占盤は、そういう関係の強さを描き出していました。
ただし、最後にもう一度だけ申し上げます。
冒頭で申し上げた通り、現時点では、ご本人からも事務所からも公式なコメントは出ていません。ここに書いたのは、あくまで生年月日から読み取れる相性の話です。
占いは、未来を決めるものではありません。占盤がどれほど美しい配置を見せても、それを実際のかたちにするのは、いつだって、そこにいる二人自身です。
翼宿の人は、遠くへ飛ぶ宿です。その翼が、これからどこへ向かうのか。
私はただ、静かに見守りたいと思います。
今回使用した占術について
四柱推命(しちゅうすいめい)は、生年月日時を四つの柱(干支)に置き換え、陰陽五行の関係から運命と相性を読む中国由来の占術です。中心となるのは日柱の天干(日干)です。今回は出生時刻が非公表のため、日柱を中心に読みました。己は「田畑の土」、壬は「大海の水」を象徴します。
宿曜占星術(すくようせんせいじゅつ)は、月の運行をもとに二十七(または二十八)の「宿」で人と日の質を読む、密教由来の占星術です。空海が日本に伝えたとされます。二人の宿の距離から関係を判定する「三九の秘法」は、相性判断の技法としてよく知られています。栄・親・友・命は良好な関係、壊・危・衰は課題のある関係とされます。
西洋占星術(せいようせんせいじゅつ)は、天体の配置から人と時の質を読む占術です。太陽星座は生まれ月日で決まります。水瓶座は天王星を支配星とし、独立心・自由・友愛を象徴する風の星座です。
マヤ暦(ツォルキン)は、二十の紋章と十三の音が組み合わさり、二百六十日で一巡する古代マヤの神聖暦です。日付をKIN番号に変換し、その人が持つ紋章と音から性質を読み解きます。
※本記事は、二〇二六年七月十八日時点で報じられた内容にもとづく相性分析です。記事執筆時点で、お二人の所属事務所からの公式なコメントは確認されておらず、結婚の発表もされていません。占いの結果は、お二人の関係の行方を予言または保証するものではありません。
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その距離は、埋めなくていいのかもしれません
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