この記事でわかること
- 二秒ともり、二秒消える。赤灯台の130年
- 暦の符合|丙の年に生まれ、丙の年に祝われる
- ドミノ占いの鑑定結果|0と1、5と5、2と5
- 考察|白紙にひとつ、灯がともる
- 姓名鑑定の鑑定結果|「北水堤灯台」を画数で読む
- 考察|浮き沈みの旧字から、再興の新字へ
2026年11月1日、灯台記念日。横浜市西区の横浜みなと博物館で、第三管区海上保安本部と横浜海上保安部による「灯台記念日×横浜北水堤灯台130周年記念イベント」が開かれました。灯台のレンズやパネルの展示、子ども向けの海上保安庁ミニ制服の試着などに、親子連れが集まったと神奈川新聞が伝えています。横浜北水堤灯台、通称「赤灯台」は、1896年5月16日に初点灯した、東京湾に現存する最古の灯台です。この記事では、港を130年見守ってきた一本の灯台を、ドミノ占いと姓名鑑定の地名応用で読んでいきます。
二秒ともり、二秒消える。赤灯台の130年
横浜港の北水堤の先端に立つ赤い灯台は、海面から15メートルの高さで、二秒間ともり、二秒間消える光を、約7.4キロメートル沖まで届けています。横浜海上保安部の案内によれば、防波堤の上に建てられた日本初の灯台で、明治29年の点灯以来、横浜港に入る船に北水堤の位置を知らせ続けてきました。鉄でできた四階建ての塔は、1923年の関東大震災でも倒れず、港が混乱する中で約二週間、光を放ち続けたと伝えられています。
かつては白い「横浜東水堤灯台」と対になって港の入口を示していましたが、白灯台は1963年に役目を終え、いまは山下公園の氷川丸の隣に記念灯台として立っています。現役なのは赤灯台だけ。2009年からは太陽光発電とLEDの灯器で、暗くなると自動で点灯する仕組みになりました。山下公園や大さん橋から、海の向こうに小さく赤い塔が見えたら、それがこの灯台です。
灯台記念日の11月1日は、明治元年のこの日に、日本初の洋式灯台である観音埼灯台が起工されたことにちなみます。今年で158周年。130年の赤灯台と、158年の灯台記念日が、同じ横浜の博物館で重なった一日でした。
暦の符合|丙の年に生まれ、丙の年に祝われる
鑑定に入る前に、暦の符合をひとつ。赤灯台が初点灯した1896年は丙申の年、130周年を祝う2026年は丙午の年です。十干の丙は陽の火、太陽や灯火にたとえられる干です。灯台が丙の年に生まれ、丙の年に祝われているのは、六十干支の周期が十年ごとに同じ干を巡らせる以上、偶然ではなく暦の必然なのですが、それでも灯火の干の年に灯台の節目が来ることは、やはり気持ちのよい一致です。
もうひとつ。初点灯の1896年5月16日の日干は己、イベントが開かれた2026年11月1日の日干も己でした。己は陰の土、田園の土、人の手で築いた土にたとえられます。防波堤という、人が海に築いた土の上に立つ灯台の、生まれた日と祝われた日が、どちらも土の日だったのです。
ドミノ占いの鑑定結果|0と1、5と5、2と5
ドミノ占いは、二十八枚の牌を伏せて引き、上下の目の組み合わせで意味を読む卜占です。当サイトでは記事固有の言葉を種にしてプログラムで牌を切り、三枚を引きます。今回の種は、赤灯台と130周年、イベントの日付にmocoの名を添えたものです。引いた三枚は、いま、本題、ゆくえの順に、0と1、5と5、2と5。合計は18点でした。
0と1は、白紙に一つだけ点がともった牌です。ドミノ占いでは、小さな知らせ、訪れ、ささやかな始まりを表します。5と5は、同じ目が並ぶダブルの牌で、五のダブルは大きな節目、はっきりした転機、祝いごとの象意を持ちます。2と5は、二と五という異なる目の組み合わせで、新しいつながり、信頼できる仲間、実りのある出会いを表すとされます。

考察|白紙にひとつ、灯がともる
一枚目の0と1を見たとき、私は暗い海に一つだけともる赤い光を思い浮かべました。二秒ともり、二秒消える。白紙に一つの点。130年前の5月16日の夜、横浜港に初めてともった光は、まさにこの牌の姿だったはずです。いま、の位置にこの牌が出たことは、130年経っても赤灯台の本質が「暗がりに一つの点をともすこと」から変わっていない、と読めます。
本題の5と5。ダブルの牌は、同じものが向かい合う姿です。赤灯台にはかつて白灯台という対がありました。そしていま、130周年と158周年という二つの節目が、同じ日に向かい合いました。五のダブルが「祝いの転機」を表すなら、この牌は今回のイベントそのものです。ガチャガチャに並ぶ子どもたちと、灯台の歴史を語る海上保安官。祝いの場に、二つの世代が向かい合っていました。
ゆくえの2と5は、新しいつながりの牌。ミニ制服を着た子どもの中から、いつか灯台を守る人が出るかもしれません。灯台は、光を出す側だけでは成り立たず、光を受け取って船を進める人がいて初めて灯台になります。2と5は、その受け取る側の未来を指しているように見えます。合計18点は、当サイトの目安では中吉。派手な大吉ではなく、堅実に続く吉。130年続いてきた光に、これほどふさわしい点数はありません。
姓名鑑定の鑑定結果|「北水堤灯台」を画数で読む
姓名鑑定は本来、人の名前の画数を読む占術ですが、当サイトでは地名や建物の名を「言葉の画数」として読む応用を重ねてきました。守礼門の「礼」、地名の「鎌倉」や「横浜」と同じ手法で、今回は「北水堤灯台」の五文字を読みます。康熙字典体を基本とし、新字体と旧字体で画数が変わる字は両方を示します。
北は5画、水は4画、堤は12画。場所を表す「北水堤」の三文字は合計21画です。21は姓名鑑定で頭領運と呼ばれる大吉数で、独立して人の先頭に立ち、道を示す数とされます。防波堤の先端で船に道を示す灯台の、場所の名が、道を示す数を持っていました。
「灯台」の二文字は、現行の新字体では灯6画、台5画で合計11画。11は再興と発展を表す大吉数です。ところが明治の点灯当時の表記に近い旧字体では、燈16画、臺14画で合計30画。30は吉凶が半ばし、浮き沈みの大きい数とされます。五文字全体で見ると、新字体では32画の幸運数、旧字体では51画の盛衰を含む数になります。
考察|浮き沈みの旧字から、再興の新字へ
旧字体の30画、浮き沈みの数は、この灯台が生きてきた時代をそのまま語っています。関東大震災で港が壊れる中、二週間ともり続けた光。対であった白灯台が役目を終え、ひとり残された年月。鉄の塔が錆と潮風に耐えた百年。浮き沈みの数は、不吉の数ではなく、浮き沈みを越えてきた証の数として読むのが、moco流の読み方です。
そして現行表記の11画、再興の数。2009年に太陽光とLEDで生まれ変わり、2026年に博物館で子どもたちに囲まれた灯台は、まさに再興の途中にあります。場所の名の21画、頭領運が土台にあって、その上に、浮き沈みの時代を越えた再興の名が乗っている。五文字をそのまま読むと、この灯台の130年が一つの物語になります。ドミノの5と5が示した「向かい合う二つ」は、ここでは旧字と新字、沈んだ時代と再興の時代として、もう一度現れました。
むすび|二秒の闇があるから、二秒の光が見える
赤灯台の光は、ともり続けているわけではありません。二秒ともり、二秒消える。消える二秒があるから、船はそれが灯台の光だと分かります。130年、その呼吸を一度も止めなかった塔が、いまも横浜港の入口に立っています。ドミノの0と1が示した「白紙にひとつの点」、姓名の21画が示した「道を示す頭領の数」。どちらも、派手さとは無縁の、ただ正しく、ただ続ける質を指していました。
山下公園から海を眺める機会があったら、夕暮れに少しだけ足を止めてみてください。空が群青を残しているうちに、沖に小さな赤い光が、二秒ごとにともり始めます。星読み新聞の原点である横浜中華街から見て、北東、艮の方位。艮は山の卦で、止まり、守る方位です。港を守って130年の灯台が、守りの方位にあること。それもまた、この街の読みやすさのひとつだと、私は思っています。
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地名や建物の名を読んだように、お名前の画数には生まれ持った道筋が映ります。
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moco|横浜中華街の占術家・セラピスト
消える二秒があるから、光は光として見えます。休むことも、続けることの一部です。お名前や節目のご相談はURANAI moco’s roomから、どうぞそっとお聞かせください。
著者:moco|占術家・セラピスト
※本記事は横浜海上保安部の公開情報、神奈川新聞ほかの報道をもとに、暦と占術の視点から建造物の歩みを読む読み物です。灯台の諸元は公開資料に基づきます。画数は康熙字典体を基本とし、流派により異なる場合があります。
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