全東信破産、負債1259億円を占う。「信用の星」が裏切られた20年

全東信破産を設立年と不正発覚年が同じ四緑木星である符合で読む|moco's星読み新聞・経済面 経済面

私は今回、クレジットカード売上の早期決済代行サービスを手がけていた大阪の企業「全東信」が破産し、負債額が今年最大となる約1259億2900万円にのぼったというニュースを、占術の視点から読み解いていきます。

加盟店に代わってカード会社からの入金を先取りするという、いわば「信用」そのものを商品にしていた会社が、まさにその信用を自ら裏切る形で終わりを迎えた。この皮肉な結末には、設立の年から続く一つの星の符合がありました。

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何が起きたのか

全東信は2006年9月に設立され、飲食店を中心とした加盟店がクレジットカード会社から受け取るはずの売上代金を、先行して立て替えて入金する「全東信決済システム」を提供していました。

2020年以降、新型コロナウイルスの感染拡大にともなう緊急事態宣言によって、取引先である飲食店の多くが時短や休業を余儀なくされ、2021年3月期の年収入高は約50億円にまで落ち込みました。さらに2024年1月には、審査が通らない飲食店の加盟店契約を他人名義で結んでいたとして社員が逮捕され、その後、組織犯罪処罰法違反の疑いで書類送検される事態にまで発展しています。

そして2026年7月6日、大阪地裁への自己破産申請と同日に破産手続き開始決定がなされ、負債額は約1259億2900万円という、今年最大の倒産規模となりました。

設立の年と不正発覚の年、同じ「信用の星」

私が最も注目したのは、全東信が設立された2006年の九星と、不正な加盟店契約が発覚した2024年の九星が、ともに四緑木星だったことです。四緑木星は信用と、風のように広がっていく評判、そして遠くまで届く音信を象徴する星です。

本来であれば、加盟店とカード会社の間に立って「信用」を取り次ぐことこそがこの会社の存在意義でした。その会社が生まれた年と、まさに信用そのものを裏切る不正が明るみに出た年が、同じ「信用の星」のもとにあったというのは、これ以上ないほど皮肉な巡り合わせだと私は感じています。

四緑木星は正しく使えば厚い信頼を運ぶ風になりますが、いったん乱れれば、悪い噂もまた同じ速さで遠くまで運んでしまう星です。今回の顛末は、まさにこの星の両面性がそのまま現実になった出来事だったのではないでしょうか。

丙戌から丙午へ。同じ「丙」を辿った20年

算命学の干支で見ると、設立された2006年は丙戌、破産に至った2026年は丙午です。戌と午は性質の異なる干支ですが、どちらも「丙」という同じ天干を共有しています。丙は太陽のように外へ向かって輝く、勢いのある力を意味します。

創業から20年、丙の勢いそのままに事業を拡大してきた全東信でしたが、コロナ禍という外的な衝撃をきっかけに歯車が狂い始め、最後は自らの内部から信用を崩す形で幕を閉じました。同じ丙を持ちながらも、輝きの向かう先を誤ってしまった。そう見ると、この20年という歳月の重みが、より鮮明に浮かび上がってくるように思います。

数字が語る、この会社の性質

数秘術で見ると、負債額の末尾にあたる2900という数字は11に還元されます。11は直感や警鐘を意味するマスターナンバーです。これほどの規模の負債は、業界全体への一つの警鐘として響くべき数字なのかもしれません。一方、1259という数字は8に還元されます。8は力と物質的な豊かさを意味する数字ですが、行き過ぎれば身の丈を超えた膨張にもつながりかねません。

設立から破産までの20年という歳月も、数秘に還元すると2になり、これは本来バランスや協調を意味する数字です。しかし、そのバランスが崩れたとき、静かに大きく傾いてしまうという教訓も、この数字は同時に語っているように私には思えます。

「宇宙の赤い龍」の日に迎えた終着点

マヤ暦のKINで見ると、破産手続きが開始決定された7月6日は「宇宙の赤い龍」にあたります。赤い龍は物事の起源、根源的な生命力を象徴する紋章で、宇宙のトーンは一つの目的が最後まで完結することを意味します。

2006年に生まれたこの会社の、20年にわたる一つの物語が、まさに「完結」を意味する紋章の日に幕を下ろしたことは、決算のように締めくくられるべき出来事が、星の巡りとしても正しく完結の日を迎えたということなのかもしれません。

経済面から見る、この出来事の教訓

早期決済代行という仕組みそのものは、資金繰りに悩む飲食店にとって本来ありがたいサービスであったはずです。しかし、信用を軽んじた運営が続けば、どれほど便利な仕組みも土台から崩れてしまう。 

四緑木星という信用の星のもとに生まれ、同じ星のもとでその信用を自ら手放してしまった全東信の20年は、経済活動における「信用」というものの重みを、私たちに静かに問いかけているように思います。

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