2026年6月25日、ホルムズ海峡。
シンガポール船籍の貨物船が、オマーン沿岸近くを航行中にドローンの直撃を受けました。米国はイランの仕業と断定し、翌26日、米軍はイランのミサイル保管施設・ドローン施設・沿岸レーダー拠点を航空機で攻撃しました。
「商船を守るための反撃」と米国は主張しています。
今年1月に読んだイランと米国の停戦交渉の記事から、半年も経たないうちに、また火の花が咲きました。今回はマヤ暦・九星に続き、今回は西洋占星術と六壬神課という異なる軸から、この衝突を読みます。
占術の目で、2026年6月の星を見ていきます。
【西洋占星術 蟹座の太陽が守ろうとした海】
6月21日、太陽は双子座から蟹座(Cancer)へと移りました。
西洋占星術:太陽 蟹座「守るために戦う」
蟹座は水のサインです。
守護・家・故郷・国家・感情・母性。蟹座のシンボルである蟹は、堅い甲羅を持ち、自分の領域に入ってきたものには突然の鋭さで応じます。後退するように見せかけながら、実は側面から挟み込む。守ることと戦うことが、蟹にとっては分かちがたいものです。
太陽が蟹座にある間に勃発した今回の衝突で、米国は「商船(民間船)を守るための反撃だ」と主張しました。守護の星座の季節に、守護を名目とした戦火が起きたことは、西洋占星術の目から見て、この季節のエネルギーが忠実に現れた出来事です。
そしてホルムズ海峡は、まさに水の場所です。蟹座(水のサイン)の太陽が照らす季節に、水の舞台で衝突が起きる。星と出来事の一致を、ここにも感じます。
2026年(丙午)と蟹座の太陽
2026年は丙午(ひのえうま)の年です。丙(陽の火)と午(火)が重なる、火が二重になる年です。
西洋占星術では太陽は火の星ですが、その太陽が水のサイン(蟹座)に入るこの時期、火と水が鬩ぎ合います。年全体の火の気(丙午)が、蟹座の水の守護エネルギーとぶつかる季節。その緊張が、ホルムズ海峡という「水の舞台」での武力衝突として現れたと読めます。
【六壬神課 水の場所で、水の占いが語ること】
六壬神課(ろくじんしんか)は、古代中国で生まれた占術の一つです。
六壬神課とは
太乙神数・奇門遁甲とならぶ「三式」の一つで、古来、軍事作戦の吉凶・外交の流れ・国の動向を読むために用いられてきました。「六壬」という名に含まれる「壬(みずのえ)」は、陽の水、大河や海のような広大な水のエネルギーを象徴します。
ホルムズ海峡という「海の場所」での衝突を読むのに、これ以上ふさわしい占術がほかにあるでしょうか。
六壬神課が示す「発用・中傳・末傳」の流れ
六壬神課では、出来事を「発用(最初に動く者)・中傳(それに応じる者)・末傳(結末の方向)」という三つの流れで読みます。
今回の衝突に当てはめるとこうなります。
発用:イラン(先手・商船攻撃)
先に動いたのはイランです。ドローンで商船を攻撃した。六壬神課において、先に動く者は「仕掛ける側」であり、同時に「自らの立場を明確に示した者」でもあります。イランは停戦覚書が存在しながら、あえてこの行動に出ました。
中傳:米国(応手・反撃)
受けて立った米国が「強力な反撃」を実施しました。六壬神課では、中傳(応じる者)は発用の動きの性質を受け取り、それを増幅して返す役割を担います。ドローン攻撃(小さな水の動き)を受けた米国が、航空機による大規模攻撃(大きな火の応答)として返した。小から大へ、水から火へ、という増幅の流れです。
末傳:世界の揺れ(次の一手)
末傳はまだ未確定です。しかし六壬神課の「午月(火の月)に水火相克が起きたとき」という読みにおいては、一度の応酬では終わらず、波が続く流れを示すことが多いとされています。今回の衝突が停戦覚書の崩壊につながるのか、それとも新たな交渉の口実になるのか。末傳の答えは、これからの動きが教えてくれます。
【マヤKINで読む、二日間の星】
6月25日 KIN210「月の白い犬」
イランが商船を攻撃した日のKINは210、月の白い犬です。
白い犬は「愛・誠実・忠実・守る者」の紋章。月のトーン(2)は対立と挑戦を象徴します。
「守る者が、対立の月に攻撃された日」。商船(守られるべき民間の船)が、対立のエネルギーの中で傷ついた。KIN210のこの読みは、あの日に起きたことを静かに映しています。
6月26日 KIN211「電気の青い猿」
米軍が反撃した日のKINは211、電気の青い猿です。
青い猿は「創造性・魔法・イリュージョン・予測不能な動き」の紋章。電気のトーン(3)は活性化・拡散・一気に広がるエネルギーです。
「電気的に、予測不能な形で一気に世界に広がった日」。米軍の反撃というニュースが瞬時に世界中に拡散し、各国が固唾を飲んで状況を見守った。KIN211のエネルギーが、あの日の世界の空気をそのまま映しています。
宿曜で読む二日間
25日の宿は觜宿(しゅくしゅく)。鋭さ・短い緊張・素早い出来事を象徴する宿です。
26日の宿は参宿(しんしゅく)。オリオン座の三つ星を含み、古来より「武力・争い・出撃」を象徴する宿として読まれてきました。
まさに戦火が上がった日の宿が、参宿。星は知っていたのかもしれません。
【星読みの結論】
今回の衝突を、複数の占術の目から重ねて見ると、いくつかのことが見えてきます。
太陽が蟹座(水の守護の星)にある季節に、水の場所(ホルムズ海峡)で衝突が起きた。六壬神課の「壬(水)の占術」がもっとも響くのは海の戦いの場面であること。マヤKINが「白い犬(守る者が傷ついた日)」から「電気の青い猿(予測不能な一撃が世界に広がった日)」へと連続したこと。宿曜が26日に「参宿(武力・出撃の宿)」を配置していたこと。
複数の流れが、同じ出来事を指しています。
六壬神課の末傳が示す「次の波」がどう動くか、わたしはしばらく目を離せないでいます。
停戦が守られるのか、新しい交渉が始まるのか。水火相克の緊張が続くこの夏、星の読み手として、静かに見守ります。
占術まとめ

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