石原慎太郎という名前を聞いて、思い浮かべるものが人によって違います。
「太陽の季節」を書いた23歳の文学青年。政治家。東京都知事。弟・裕次郎を溺愛した兄。海と船とヨットを愛した湘南の男。物議を醸す発言を繰り返した論客。晩年まで筆を手放さなかった老いた作家。
1932年9月30日に生まれ、2022年2月1日に89歳で逝った。その約90年の軌跡を、星から丁寧になぞります。
【命KIN KIN34「銀河の白い魔法使い」という命式】
石原慎太郎の命KINは、KIN34「銀河の白い魔法使い」です。
白い魔法使いは「時間を超える・タイムレスな存在・魔法・心を引き寄せる・全てを変容させる・時空の扉を開く」の紋章。魔法使いは現実と霊的な領域の間に立ち、時間の流れを変える者です。
銀河のトーン(8)は「調和する・統合する・モデルとなる・整合させる・高次の秩序を模倣する」エネルギーです。
「銀河の白い魔法使い」 時代を超えて調和を統合する、時間の魔法師。
文学・政治・思想。三つの異なる世界を縦横に生きた石原慎太郎の命式として、これ以上ない紋章と思います。魔法使いは一つの世界に収まらない。時間の流れを変え、人の心を引き寄せ、全てを変容させる。その命が「銀河(8)の調和・統合」を持つことで、時代を超えた巨大な一つの軌跡として結びつきます。
【一白水星と天秤座 水の深さと秤の鋭さ】
九星気学では一白水星です。
一白水星は「深い水・知恵の深淵・忍耐・潜む力・流れを読む・孤高・冬の水」の星。九星の「一」は始まりの数でもあり、水という元素の持つ「形を変えながら最も低いところへ流れ、やがて大海となる」力を持ちます。
表面は穏やかに見えながら、底に深い流れを持つ。石原慎太郎の思想と発言は激しく見えますが、その奥には「日本という国の行方」を深く流れる一白水星の問いがありました。
星座は天秤座(1932年9月30日)。天秤座は「バランス・公正・美・知性・対話・決断」の星座です。法律・政治・文学という、すべて「言葉と秩序」を扱う領域で生きた人生は、天秤座の命を体現しています。
LPN(ライフパスナンバー)は9。
1+9+3+2+9+3+0=27、2+7=9。
9は「完成・統合・使命の完遂・大きなサイクルの終わり・手放し・次世代への引き継ぎ」の数です。LPN9を持つ人は、ひとつのサイクルを完結させる使命を持って生まれます。文学の完結、政治の完結、思想の完結。石原慎太郎の人生は「完結させること」に使われた89年でした。
【宿曜・女宿 芸術家の繊細さの源】
宿曜では、女宿(じょしゅく)です。
女宿は「細やかさ・柔軟・受容・変化・芸術性・縫うように丁寧に刻む」の宿。一見、強硬な政治家・論客のイメージと対照的に思えますが、女宿を命宿に持つ人の芸術への感受性は本物です。
石原慎太郎が生涯書き続けた文学の根底には、女宿の繊細な感受性があったのだと読みます。「太陽の季節」に描かれた若者の生命力も、「弟」に綴られた裕次郎への愛も、女宿が持つ「丁寧に縫うように刻む」という言葉の使い方と重なります。
【1956年 「太陽の季節」と宇宙の誕生】
1956年1月15日、石原慎太郎は「太陽の季節」で第34回芥川賞を受賞しました。23歳。前年の1955年に文学界に発表されたこの作品は、太陽族という言葉を生み、戦後日本の若者文化に衝撃を与えました。
この日のKINは、KIN221「宇宙の赤いドラゴン」です。
赤いドラゴンは「誕生・始まり・存在・命の源・養う・根源的な愛」の紋章。宇宙のトーン(13)は「すべてを超越する・包括する・完成させる」エネルギーです。
「宇宙の赤いドラゴン」 宇宙のスケールで命が誕生する日。
文学者・石原慎太郎の「誕生日」として、これ以上ない命式と思います。赤いドラゴンは「最初の呼吸・命が始まる瞬間」の紋章です。23歳の青年が日本文学の中心に「誕生」した1月15日の星が、「宇宙の誕生」を刻んでいました。
さらに深い発見があります。「太陽の季節」が最初に文学界に掲載された1955年8月のKINは、KIN54「月の白い魔法使い」です。石原慎太郎の命KINは「銀河の白い魔法使い(KIN34)」。代表作が世に出た月のKINと、命KINが同じ「白い魔法使い」の紋章を持つ。魔法使いの命を持つ男が、魔法使いの日に最初の作品を世に送り出した。
【銀河(8)のトーンでつながる兄弟 石原裕次郎との縁】
弟・石原裕次郎(1934年12月28日生まれ、山羊座)の命KINは、KIN73「銀河の赤い空歩く者」です。
兄・石原慎太郎はKIN34「銀河の白い魔法使い」。
二人の命KINのトーンが、どちらも銀河(8)です。
銀河のトーン(8)は「調和する・統合する・モデルとなる・高次の秩序に整合する」エネルギー。ただの偶然の一致ではなく、この二人が「同じ調和の周波数でつながっている兄弟」であることを、星は命KINに刻んでいました。
慎太郎「銀河の白い魔法使い」= 時間を超えて変容させる調和の魔法師。 裕次郎「銀河の赤い空歩く者」= 天地を歩みながら調和の探求をする者。
文学と映画。言葉と身体。異なる世界で輝いた二人が、同じ「銀河(8)」の周波数でつながっていた。石原裕次郎は1987年7月17日に52歳で逝去します。
【1987年7月17日 弟を失った日のKIN】
石原裕次郎が亡くなった1987年7月17日のKINは、KIN27「磁気の青い手」です。
青い手は「癒し・達成・完成・知ること・巧みに動かす」の紋章。磁気のトーン(1)は「引き寄せる・目的の磁場を作る」エネルギー。
「癒しへと引き寄せる手」。裕次郎を失った日が「青い手(癒し・達成)」の日であることを、どう読むか。
慎太郎は1996年に「弟」という作品を書きます。裕次郎の死から9年後。LPN9の使命を持つ慎太郎が、9年後に弟との記憶を「完成(9)」させた一冊。そしてそのタイトルはただ「弟」という一言でした。
【1999年 東京都知事という命の転換】
1999年4月11日、石原慎太郎は東京都知事選挙で圧勝し、初当選します。66歳。文学・国政議員・大臣職を経て、日本最大の都市のトップに立ちました。
この日のKINはKIN153「惑星の赤い空歩く者」。
赤い空歩く者は「天地を歩む・目覚め・シャーマン・天地の橋渡し・探求者・地球を歩む覚醒した者」の紋章。惑星のトーン(10)は「豊かさの完全な現れ・余すところなく実現する・豊かに現れる」エネルギー。
「豊かに天地を歩む探求者」として知事に就任した日。宿曜は「房宿(幸運・豊かさ・吉事の宿)」でした。KIN153の「惑星(豊かさの完全な現れ)」と「房宿(幸運の宿)」が重なる就任の日。
知事として4期・13年間在任。2000年代の東京を、石原慎太郎という存在が形作りました。
【2012年 尖閣購入表明と都知事辞職】
2012年は石原慎太郎の政治人生のクライマックスでした。4月16日、渡米中に「東京都が尖閣諸島を購入する」と表明。この発言が日中関係を大きく揺るがし、最終的に国有化へと動く引き金の一つとなりました。
この日のKINはKIN227「リズムの青い手」。
青い手の「達成・知ること」×リズムのトーン(6)「等分する・均衡をとる・流れにリズムをつける」。国際政治に「リズム」を刻んだ一手でした。
同年10月25日、突然の都知事辞職表明。この日のKINはKIN159「電気の青い嵐」。
青い嵐は「変革・自己創造・カタリスト(触媒)・エネルギーを変換する」の紋章。電気のトーン(3)は「活性化する・送信する・広げる」エネルギー。辞職という「電気的な嵐」がここに刻まれています。
【2016年 「天才」という最後の文学的問い】
2016年1月22日、小説「天才」を刊行します。83歳。田中角栄の一人称で書かれたこの作品は、ベストセラーとなりました。
この日のKINはKIN43「自己存在の青い夜」。
青い夜は「夢・直感・内省・豊かさ・神秘・無意識の深み」の紋章。自己存在のトーン(4)は「形を定義する・自分が何者かを確立する」エネルギーです。
「夢と内省で自分を定義する」日に刊行された「天才」。他者(田中角栄)の内側に入り込んで書くという行為は、「銀河の白い魔法使い」の変容の力が最も純粋に現れた作品です。
【2022年2月1日 「太陽の赤い蛇」として逝く】
2022年2月1日、石原慎太郎は膵臓癌のため89歳で逝去しました。
この日のKINは、KIN165「太陽の赤い蛇」です。
赤い蛇は「生命力・本能・情熱・蜕変(脱皮)・生きることの根源的な力」の紋章。太陽のトーン(9)は「実現する・意図を現実に変える・完成に向かう意識」のエネルギーです。
「生命の力が太陽として実現する日」。
蛇は脱皮する生き物です。古い皮を脱ぎ捨てて、新しい命へと移行する。太陽のトーン(9)は「完成」の数。LPN9の命を持った石原慎太郎が、「太陽の赤い蛇」の日に、この世界での命のサイクルを完成させました。
「太陽の季節」を書いた男が、「太陽の赤い蛇」の日に逝く。その命と死の間に「太陽」という言葉が貫かれています。
【「太陽」という言葉が貫いた命】
石原慎太郎の命を星で読みながら、ずっと気になっていた言葉があります。
「太陽」です。
代表作は「太陽の季節」。命KINは「銀河の白い魔法使い」。一白水星(水の星)。一見、太陽とは遠い命式に思えます。
でも星を読む者として思うのは、人は自分が持っていないものを最も強く書こうとする、ということです。水の命を持つ男が「太陽の季節」を書いた。水は太陽を映す鏡です。川も海も、太陽の光を受けて輝く。一白水星という深い水の命が、生涯をかけて「太陽」を映し続けた。
逝去の日のKINが「太陽の赤い蛇」であることは、その読みを裏付けているように思います。水が最後に太陽になる日。蛇が脱皮するように、水の命が太陽へと変容する日に、石原慎太郎という人は旅立ちました。
KIN34「銀河の白い魔法使い」は、時間を超えた存在です。
文学・政治・思想にわたる石原慎太郎の言葉は、2022年以後も読まれ続けています。白い魔法使いの「タイムレスな存在」としての命は、肉体の死で終わらない。
moco
【あなたの命の「太陽」を見つけます】
石原慎太郎が「水の命」を持ちながら「太陽の季節」を書いたように、人は自分が持っていないものを最も強く求め、そこに命の核心があります。
精密鑑定では7つの占術で、あなたの命KINと九星と宿曜を重ねて「あなたが最も強く引かれるもの」と「それがなぜあなたの命式に必然であるか」を読み解きます。
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moco’s 星読み新聞
あなたの命の「太陽」を、星で見つけます
算命学・九星気学・西洋占星術・マヤ暦・数秘術・宿曜占星術・六壬神課。
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