こころとからだを支える手を占う|moco’s 星読み新聞
令和8年熊本地震の被災地を支えるため、横浜市が保健師のチームを、神奈川県が災害派遣精神医療チーム、DPATを追加で派遣することになりました。7月28日に発生したこの地震では、神奈川県内の各自治体から、医療従事者や職員を送り出す動きが広域支援の枠組みのなかで続いており、災害派遣医療チームのDMATに続いて、こころのケアを担うDPATや、暮らしの健康を守る保健師へと、支援の手が重ねられています。
本記事では、災害そのものを占うのではなく、遠く神奈川から熊本へと差し伸べられる、こころとからだを支える手に宿る心を、心理学と六壬神課から、そっと見つめてまいります。
被災された地域の皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。一日も早く、穏やかな日々が戻りますよう願っております。
からだを守る手、こころに寄り添う手
神奈川県は、健康医療局に保健医療支援本部を置き、DMATやDPAT、そして保健師といった専門職の派遣を調整してきました。指定都市市長会の広域支援の枠組みや、被災自治体との相互応援協定にもとづき、県内のいくつもの市が、それぞれの持ち場から人を送り出しています。遠い土地の困りごとを、我がこととして引き受ける。行政の災害対応の根っこには、そうした静かな相互扶助の心が流れています。
今回重ねられた支援には、二つの大切な手があります。ひとつは、保健師の手です。避難所での暮らしが長引くと、体は少しずつ疲れ、持病が重くなったり、体調を崩したりする方が増えていきます。地震そのものではなく、その後の暮らしのなかで命が損なわれてしまう。それを防ぐために、保健師は避難所を巡り、一人ひとりの健康にそっと目を配ります。
もうひとつが、DPATの手です。災害派遣精神医療チームと呼ばれるこの専門職は、精神科の医師や看護師などで構成され、被災された方のこころのケアにあたります。しかもその手は、被災された方だけでなく、支援に奔走する自治体の職員や、救援にあたる人々自身のこころにも、そっと差し伸べられます。支える人もまた、支えられる必要がある。そのことを知っている手なのです。
思えば、手当てという言葉は、手を当てると書きます。痛むところに手をそっと添えることが、癒しのいちばんはじめにあったのでしょう。からだに、そしてこころに手を当てる。神奈川から熊本へ向かう手には、その原点のような温もりが宿っているように思います。なお、この記事で占うのは、地震の行方ではありません。読み解くのは、支えに向かうその手に宿る心のかたちだけです。
心理学 声を聴くことが、支えになる
はじめに、こころのケアがなぜ大切なのかを、心理学のまなざしから考えてみます。
大きな災害のあと、人の心には、目には見えない揺れが生まれます。突然すべてが変わってしまった不安、失ったものへの悲しみ、この先への心細さ。それらは、体の傷のように包帯を巻けるものではありません。だからこそ、専門の手が要るのです。こころのケアの多くは、劇的な処置ではなく、そばにいて、静かに声を聴くことから始まります。
人は、自分の思いをただ受けとめてもらえたと感じるとき、はじめて張りつめた心をゆるめられます。安心と、ここは安全だという感覚を少しずつ取り戻していくなかで、人が本来もっている、立ち直る力がゆっくりと働きだします。
忘れてはならないのは、支える側の心も、また揺れているということです。連日、つらい現場に立ち会う職員や救援者は、知らず知らずのうちに、こころに重いものを抱え込みます。DPATがその人たちのケアも担うのは、支え手が倒れてしまえば、支えられる人もまた立ちゆかなくなるからです。
誰かを支える手を、さらに後ろからそっと支える手がある。この重なりがあってはじめて、支援は長く続いていけるのだと思います。派手さのない、けれど深い専門職の献身に、静かに頭が下がります。
六壬神課 あたたかな手が、揺れる心に寄り添う
続いて、派遣される支えの手に宿る心を、六壬神課で実際に立ててみました。派遣の日付を種として、恣意なく卦を起こしています。出た目は、次のとおりです。
- 月将……午(勝光)
- 発用(初伝)の支……巳
- 初伝を司る天将……螣蛇
- 次伝を彩る天将……朱雀
まず発用に立った巳は、火の性質を持つ支です。季節が定める月将の午もまた火であり、巳と午の火が寄り添って、あたたかく灯ります。手当てという言葉の通り、そっと当てられた手のぬくもりや、心を照らす灯火のような温もりが、この卦の底にはありました。
初伝を司ったのは、螣蛇です。螣蛇は、揺れ動くもの、ざわめく不安を表す天将です。大きな災害のあと、被災された方の胸に生まれる、あの落ち着かない心の揺れを、そのまま映しているように感じられます。
そして次に現れたのが、朱雀でした。朱雀は、言葉であり、報せであり、声を聴くことを司る天将です。揺れ動く不安な心に、あたたかな手がそっと寄り添い、耳を傾け、言葉をかけて、少しずつ鎮めていく。声を聴くことから始まるこころのケアの姿が、螣蛇から朱雀へと移るこの流れに、静かに重なりました。占いが未来を言い当てることはありませんが、支えに向かう手のなかにある心のかたちは、こうしてやわらかく浮かび上がってまいりました。
むすびに 手を当てる、ということ
心理学は、そばにいて声を聴くことが支えになること、そして支え手自身もまた支えられる必要があることを教えてくれました。六壬神課は、あたたかな手が、揺れる心に寄り添い、耳を傾けて鎮めていく姿を映しました。からだに、こころに、そっと手を当てるために、遠い土地から向かう人たちがいます。その静かな手の連なりが、被災された地に、少しでもはやく穏やかな日々を運びますように。こころとからだを支えるすべての手に、心からの敬意を込めて。
各占術の詳しい成り立ちや読み方については、moco’s 星読み新聞の占術まなざし一覧にまとめています。あわせてご覧ください。
※鑑定結果は伝統的な技法にもとづく読み物であり、未来を断定するものではありません。星読み新聞では、災害そのものの行方や被害を占うことはいたしません。こころの不調が続くときは、どうか身近な方や、専門の相談窓口にもそっと頼ってくださいね。
#熊本地震 #保健師 #DPAT #こころのケア #心理学 #六壬神課 #星読み #mocoの星読み新聞
誰かを支えるあなたの心も、
ときには支えられていいのです
算命学・九星気学・西洋占星術・マヤ暦・数秘術・宿曜占星術・六壬神課の、
七つの精密鑑定で、あなたのいまの巡りと、心のありようを、そっと読み解きます。



コメント